少額からの投資といえばつみたてNISAでの投資信託ですよね。

100円から投資できるのは非常に大きいメリットだと思います。

 

今回は様々ある投資信託の中でこのeMAXIS Slim オールカントリーを選んだ理由について述べたいと思います。

 

 

高度に分散されているから

一番大きい理由としては非常に良く分散されていることですよね。

分散されていればいるほど暴落時のダメージは小さくなるので安心感があります。

 

一方、分散されているがために生じてしまうデメリットもあります。

それは足を引っ張ってしまう国や企業を含んでしまうことです。

これは分散するほど成長率の低い、利益の安定しない小さな企業も含んでしまうからです。

しかし、投資信託では自動で配分調整をしてくれます。

そのため時価総額が小さくなった企業のポートフォリオを占める割合を勝手に小さくしてくれるために、足を引っ張ってしまう企業の割合が抑えられます。

そのためこのデメリットは特に問題ないと思えます。

 

楽天VTとの比較

また高度に分散されてはいますが、楽天VTインデックスファンドと比べると、eMAXISの方は約3000銘柄なのに対して楽天VTは約8000銘柄に分散しているため、高度に分散されながらもなるべく大きな企業を採用していることがわかります。

 

運用コストが安い

オールカントリーでは運用コストが0.1%ほどになっています。

ETFとの比較

これはETFなどにくらべると、ETFは大体0.01~0.06%ほどであるため高くはなってしまいます。

しかし、ETFの場合一株1万円くらいしてしまうために少額投資がしにくいです。

また分配金に課税されるために再配当しにくく、そもそも少額投資の場合分配金の金額が小さいためにETFを買って再投資できません。

そういう点で少額投資ではETFより投資信託の方が良いと思われます。

楽天VTとの比較

楽天VTと比べてみると、楽天VTは0.2%ほどのためeMAXISのオールカントリーの方が安いことがわかります。

実際は隠れコストというものがあり、eMAXISの場合でも0.2%弱になってしまうのですが、楽天VTの方も隠れコストがあるため結局eMAXISの方が安いという点は変わらないです。

 

運用収益率が悪くない 

運用収益率は悪くないというのはどういう意味かというと、S&P500に近い値を出すということです。

なぜならオールカントリーといっても半分は米国株を占めるからです。

高度な分散がされていると書きましたが、結局は米国株の割合が大きくなっています。

これはなぜかというと、米国株の市場規模が大きいからです。

GAFAMを筆頭に、企業の時価総額ランキングはほとんど米国企業が上位を占めます。

そのため、時価総額の規模でポートフォリオを配分したら米国株の割合が大きくなるのは当然なのです。

 

そしてS&P500は米国企業の集まりであるため、米国企業の割合が高まるということはS&P500に近い結果を出すということです。

もちろん半分も異なり、なおかつ今は米国市場が最も活発であることからS&P500の運用収益率を超えることは滅多にないと思われます。

しかし、今が米国中心だとしても、これがいつまで続くかわかりません。

もちろん当分は米国中心なのは間違いないと思います。

しかし中国の台頭によって今後どんな影響があるかわからない以上、分散しておく方が無難だと思います。

ここはやはり個人の好みによるところが大きいと思います。

そしてアメリカの人口はこれ以上増えにくく、後進国の人口の増加率の方が大きいことから経済市場の成長は長期的に見れば世界の方が大きいと思われます。

 

まとめ

米国株集中投資をするのも悪くないですが、個人的に自分は長期的な投資は分散させておきたいので全世界株式にしました。

やはり長年積み立ててきたものが一瞬で崩れ去るのは耐えられなく、米国に今後経済的に悪化する兆しが見えないとしても、精神の安定から分散させておきたい気持ちがあります。

 

もちろん投資は自己責任で行うものであり、正確な未来は誰にも予測できないことから誰のどの考えも予想に過ぎず、どの金融商品を買うのも自由です。

決して楽天VTを買うなとかおすすめしないとか言っているわけではありません。

あくまで個人の意見です。。

 

この記事を書くことで、自分がなぜこの金融商品を買ったのか、この金融商品の利点と欠点は何なのかということを再認識することができました。

 

みなさんも自分の考えで自分に合った投資を継続できるように改めてポートフォリオの確認をしてみてはいかがでしょうか。

この記事がその助けとなったら幸いです。