論文を探すとき、どうすればよいでしょうか。

正しく検索しないと自分の探している目的の論文を探すことはできません。

論文のあるデータベースには検索システムからアクセスすることができるため、検索システムを使い方を知る必要があります。

今回は論文のデータベースと検索システムを兼ね備えるJ-STAGEの検索方法についてまとめました。


検索方法

論文を効率的に探すには条件検索をうまく使いこなすことが求められます。

条件検索には多くの方法があります。

その中で今回は演算子や前方一致、フレーズ検索の代表的な3つの検索方法について説明します。


演算子

演算子にはAND,ORなどがあります。

ANDは論理積といい、複数の単語で検索するときにANDで結んだ単語両方が含まれている論文を見つけ出します。

ORは論理和といい、複数の単語で検索するときORで結んだ単語のどちらかが含まれている論文を見つけ出します。


前方一致

前方一致では指定した文字を前半部分に含む論文を探すことができます。

この方法としては、前半部分に含む文字の後ろにアスタリスク「*」を入力します。

例えば「cyclo*」と検索すれば、単語の前方部分に「cyclo」を含む論文を探すことができます。

そのため「cyclohexane」や「cycloheptane」などをまとめて検索することができます。

注意としては日本語ではこの機能が使えません


フレーズ検索(完全一致)

フレーズ検索では複数の単語をその順序で含む論文しか検索しません。

この方法としては、ダブルクオーテーション「””」で囲みます。

例えば英語の論文で硫酸について書かれているものを探すときには、「”sulfuric acid”」と検索します。

このとき「sulfuric acid」と検索すると、「acid」を含む論文すべてが検索されてしまうために硫酸以外の酸に関する論文が多く検索結果に表示されてしまいます。


ヘルプ

代表的な3つの検索方法について説明しましたが、他の検索方法はJ-STAGEのヘルプに載っています。

J-STAGE以外にも、基本的には検索システムにヘルプがあり、そこに検索方法がまとまっています。

もっと詳細な検索方法を知りたい方は是非そちらを確認してください。


まとめ

J-STAGEの代表的な検索方法についてまとめました。

検索システムを使いこなせるようになれば、いろいろと便利になります。

またこれは論文だけでなく、普段使うGoogle検索でも同じです。

Google検索にも完全一致や演算子などがあります。

印象に残ったのは、検索したい単語の前に「@(ソーシャルメディア名)」をつけるとソーシャルメディア内を検索することができることです。

「@twitter トランプ」と検索すればツイッター内のトランプについて検索できます。

またウェブアドレスの前に「related:」をつけることで関連サイトを検索することもできます。

例えば「related:twitter.com」と検索するとフェイスブックなどが検索結果に表示されます。

Googleの検索方法はヘルプにまとまっています。

うまく検索できない人はこの検索方法を使ってみてはいかがでしょうか。