寒いところの湿気ってどんな感じでしょうか。

よく冬は乾燥するって言いますよね。

これは温度が低いことによって空気の飽和水蒸気量が低下するからです。

すなわち、温度が低いほど空気中の水分量が少なくなるのです。

これは温度が高いほど空気中の分子が激しく運動して分子間の距離が大きくなることで水分がその隙間に入ることができるようになり、水分も水分子が激しく運動しやすくなることで空気中に蒸発しやすくなるからです。

 

ではスケートリンクではどうでしょうか。

地面には氷が広がっています。

氷とは水の固体ですよね。

ということは水がたくさんあるのだから湿度は高くなるはずですよね。

しかし氷が解けないように温度が低く設定されているため、飽和水蒸気量は小さくなります。

よって湿度は低くなります。

しかしスケートリンクでは湿度が高くなってしまうことがあります。

なぜなら人が滑るからですね。

人がいれば呼吸をし、汗を書くので湿度は高くなります。

そもそも人間の体温が熱源として空気が温められますよね。。

またスケートリンクを滑るときの摩擦熱によっても氷が水分となって蒸発します。

そのため人が多いほど温度の低いスケートリンクでも湿度は高くなるということです。