香りとは化学物質です。

例えばムスコンという香りのする化学物質は動物から抽出されていました。

しかしワシントン条約により動物を殺すことを控えなければならなくなったため、植物から似た香りを持つアンブレットライドという成分を抽出するようになりました。

しかし植物は時期によって枯れてしまったりと量が安定しません。

そこでカイガラムシという虫が作り出すシュラックというものに含まれる成分からアンブレットライドを合成しようとしました。

そして試行錯誤のうち、シュラックに含まれる成分を環状にして二重結合をつくってイソアンブレットライド作り出すことができるようになりました。