ベンゼン環ってありますよね。

あの六角形のやつです。

あの形はThe 化学って感じがしてかっこいいですよね。

YouTuberででんじろう先生の弟子である元気先生も、挨拶でベンゼン環ポーズをとっています。

そのかっこいいベンゼン環について少し調べてみたのでまとめてみました。



これは普通のベンゼンです。

これが単結合でつながると

ビフェニルとなります。

ベンゼンが辺でつながれば



ナフタレンになります。

今開催しているオリンピックに関連するものとしては

オリンピセンがあります。

これにさらにベンゼン環がつくと

コロネンとなります。

名称は太陽のコロナかららしく、チョココロネではないですが似てておいしそうですよね。

そのコロネはラテン語の動物の角のcorno由来らしいです。

これが大きくなって輪っかのようになったものが


ケクレンです。

このようなベンゼン環の輪っかは他にもあります。

ベンゼン環がメタ位で輪になった

シクロメタフェニレンがあります。

パラ位でつながると

シクロパラフェニレンとなります。

ベンゼン環だけでももっといろいろあって面白いですが、有名なものでメチレン(-CH2-)が挟まった

[2.2]パラシクロファンがあり、メチレン基1個で環が大きい

パラシクロファンもあります。
これにメトキシ基がついたものはピラーアレーンと呼ばれ、環の中に分子を入れたりすることができます。
これがピラーアレーンです。
似ている構造としてベンゼン環はないですが
(図は鏡像異性体表記を省略してあります)
シクロデキストリンがあります。
これはグルコースが複数繋がったものです。
これも輪っかの中に分子が入り込むため、においを吸着するファブリーズなどに使われています。

他にも輪っかの中に分子が入る構造があるので紹介しておきます。

単純にエーテルが輪っかになった
クラウンエーテル。

カップのような形をした


カリックスアレーン。
これは横から見るとカップのような形をしているのですが、似たような形の分子としては
コラニュレンがあり、これは横から見るとお椀の形をしています。

こんな感じでいろいろな分子があって面白いよねって話でした。