ストレス減らすには【ストレスの解消と対処】
ストレスは生きていくうえで必ず感じるものであり、ストレスとともに生きていかなければなりません。
しかし、そのストレスをコントロールすることができれば、ストレスによって苦しまず、物事に集中するなど自分にいい影響を及ぼすものに変えられます。
今回はストレスについてどのように対応していくのかを考えてみたいと思います。
ストレスとは
ストレスとは外部刺激によって心や体に生じる負担のことです。
もともとは物理学の用語で、物体に外から圧力を受けて生じるひずみのことを意味していました。
そしてこの外部刺激をストレッサーといい、ストレッサーによって心や体に生じる変化をストレス反応と言います。
ストレッサー
ストレッサーにはさまざまなものがあります。
具体的な例としては、お金がなかったり、見た目がよくなかったり、年を取ってできないことが増えたりすることがあります。
もっと強いストレッサーとしてはいじめや病気、離婚や裏切り、身近な人がなくなったり介護が必要になったりすることがあります。
災害によるトラウマ、すなわちPTSDというものもあります。
このように自分にとって悪いことが起きればもちろんストレスとなります。
しかし、ストレスは悪い出来事からのみで生じるわけではありません。
ストレスはよい出来事、例えば入学や結婚、妊娠や出産などの大きな嬉しい出来事でも発生するのです。
そのため嫌なことが起きていないのに疲れてるのは良い悪い関係なく、大きな変化によるものなのです。
またストレスは勉強などの効率を向上させる効果もあります。
例えば宿題に期限があることは本人にとって適切なストレスとなって集中力を高めるのです。
ストレス反応
ストレス反応としては睡眠不足やうつ、内臓へのダメージが挙げられます。
これはストレッサーが交感神経を活性化させることによるものです。
寝る前に副交感神経が活性化していないとよく眠れません。
また交感神経がむやみに活発化しているとホルモンの分泌が乱れ、うつや内臓へダメージを与えてしまうのです。
このように自律神経がストレッサーに乱されてしまうために体や心に悪い影響を与えてしまうことがあるのです。
コーピング
ではストレスから悪い影響を生じさせないためにはどうすればよいでしょうか。
このようにストレスを対処することをコーピングといいます。コーピングにはさまざまな種類があります。
問題解決
ストレスの原因を解決することでストレス反応を消します。
これができれば一番いいですが、なかなか難しい場合が多いです。
誰かに頼る
ストレスを自分だけで解決できない場合は、誰かに助けを求めることも必要です。
よく言われる「自分だけで抱え込まない」ということで、実際にストレッサーの解消を手伝ってもらったり、話を聞いてもらうだけでもストレスの軽減につながります。
逃避
ストレスにはどうしようもできないものも存在します。
自分ではできないし、誰にも頼れないし、解決手段もなにも思いつかない。
そんなときには逃げるのも一つの手です。
もちろん逃げてばっかりではいけませんが、逃げるしかないときがあるかもしれません。
受け止め方を変える
ストレッサーが自分に悪い影響を与えているのは自分の考え方によるものかもしれません。
そんなときは考えを変え、自分を成長させる貴重な体験だったと考えるのも1つの手です。
また自分の考えでストレッサーを生み出していることもあります。
挨拶して返事がなかった時、無視されたと考えるか、自分の声が小さかったり相手が気付かなかったと考えるかでストレスになるかは変わってくるのです。
気分転換
ストレスにはすぐ解決できるものではないものもあります。
そんな時には他のことをして一旦時間を空けることも有効なときがあります。
ずっとストレスで悩んでいては解決できるものも解決できないことがあります。
頭で悩むだけではなく、運動をして体を動かすことでストレスが少し軽減されるかもしれません。
ソーシャルサポート
そもそもストレスで悩まないように生きるにはどうすればよいでしょうか。
ストレスで悩まないためには、ストレスを軽減させられる環境が必要です。
それは頼れる人が多いことです。
周りの人から支援を受けることをソーシャルサポートと言います。
ソーシャルサポートには4種類あります。
情緒的サポート
道具的サポート
道具的サポートとはストレッサーの解決を手伝ってもらうことです。
一緒にストレッサーを解決してくれたり、お金や必要なものを貸してくれたりすることです。
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