お腹の調子が悪いかなと思って病院行ったら大腸検査受けてみるということで受けることにした。
麻酔を打つかどうか迷ったが、初めてなのと麻酔打つと天敵が必要なことから麻酔無しにしてみた。ネットで調べたら痛みは個人差があるとのことでものすごく不安だった。

前日食べるものはある程度指定されており、病院からもらった紙に腸に残りにくそうな食べ物が書いてあった。私はふりかけご飯を食べた。

当日は朝から大量の下剤を飲んだ。2時間かけて飲むと良いということで、何時何分から1杯飲むというのを計算して表にまとめ、そのとおりに飲んだ。2Lくらいでけっこう大変だった。途中からトイレに行きたくなり、10回ほどトイレに行った。ちゃんともらった紙にかいてあるように、排出されるものの色が透明に近づいていった。お腹は痛くなかった。

そして病院に向かい、腕にすぐ注射できるように針を刺し、可動式のベッドに横たわった。この注射は町の動きを落ち着かせるための薬の投与のため。麻酔をなしにしたが直前になって不安になり、また迷っていた。けれどやっぱり貴重な機会であり、自分に麻酔が必要なのかどうか判断するためには麻酔無しでやっておくべきだと思って無しにした。

手術室に運ばれ、下から管を入れられた。ものすごい違和感があり、うめき声を出した。めちゃくちゃビビっていたが、看護師さんが優しく、手を握ってくれていたためちょっと安心できた。なんか出産のときに手を握ってもらいたいってこういうことなのかなと少し思った。

奥に入っていくと腸を引っ張るような動きをすることもあるため痛くはなかったが違和感がすごかった。カメラの映像がリアルタイムで映し出されたが、異物が体内に入っているという不安感みたいなものが強くてそんなに映像をちゃんと見れなかった、いや見たくなかった。けれどたまに見て、自分の腸がこんな感じになっているんだなと知ることができた。

腸の奥まで進み、戻りながら腸の中を観察していた。その途中で小さなポリープがあり、ポリープを摘出していたっぽい。摘出しているときは痛くはなかったが怖くて映像を見れなかった。あとは管を最後出すときがまた違和感が強くてうめき声を上げた。それで終了。

激痛とかはなく、違和感や異物が自分の中の奥まで入っているという不安を強く感じた。医者の腕がうまかったのかもしれない。医者もやりやすい腸でしたと言っていた。実は私の前の患者も大腸検査をしており、高齢の人だったがものすごい痛がっていた。それでめちゃくちゃビビっていたのである。もっと前の人が全然余裕だったぜみたいな感想だったら良かったのに。

こうしてなんとか無事に大腸検査およびポリープ摘出手術が終わった。摘出したポリープの病理結果を後日聞きに行ったら悪性度の低い問題のないものだった。よかった。
検査のみで1万弱、手術ありで2万で今回は手術ありの2万だったが、保険に入っていたため5万の給付がありむしろプラスだった。

貴重な体験と自分の腸に問題がないことの確認による安心感を手に入れられてよかった!