鳥取にコナンのミステリーツアーに行くことになったため、コナンの勉強をしようとブックオフでコナンの漫画を買った。
黒尽くめの組織のまとめ本みたいな分厚い特集本を買い読んでいた。
その本にはコナンの1話が入っており、1話を読んだことがなかったため新鮮だった。
いつものあのダイジェストしか知らなかった。
1話では新一が蘭に対してホームズはすごい、天才と褒めちぎっていたため、そういえばホームズ読んだことないなと思った。
そのためブックオフでシャーロック・ホームズの一番最初の緋色の研究を買った。

また灰原登場シーンでは、灰原哀の名前は阿笠博士が二人の女探偵からとったという描写があった。
コーデリアグレイのグレイから灰原、VIウォーショースキーのIから哀。
またどっかで灰原のモデルというか立ち位置は、シャーロック・ホームズに出てくるアイリーン・アドラーが由来しているらしい。
哀はアイリーンも入っている?
そのアイリーンが出てくるシャーロック・ホームズの冒険も買っといた。
また灰原がピスコにさらわれて煙突を登っている際に、まるで井戸から這い上がったコーデリアみたいねという発言をしている。
そのためコーデリアが登場するPDジェームズの女には向かない職業という本も買った。
友だちによるとコーデリアが出てくる皮膚の下の頭蓋骨も面白いとのこと。
まあそれはまた今度買いたくなったら買おう。


以下ネタバレあり





緋色の研究
光文社文庫を読んだ。
まず一番にホームズが性格悪くてびっくりした。
例えば事件現場近くの通りの酔っ払いを見逃したランスに対して、「気の毒だがあなたは出世できませんよ、その頭飾っておくだけじゃなくて使わなきゃ」とか、帰りに「ドジな間抜けだよ」と言ったり、グレグスンの間違った推理に対して明らかに間違えとホームズはわかっていながらも「いやおみごと、将来が楽しみですよ」と皮肉ったりしていた。
いや、言葉遣いが率直というか感情を素直に出しやすい傾向があるというべき?
なんか華麗に謎を解いているんだろなと言うイメージしかなかったためちょっと面白かった。
あとワトソンとホームズはセットのイメージがあったが、緋色の研究を読んだ時点ではワトソンはただ住むところがないから一緒に住んで謎解きにもホームズについて行っているおじさんというイメージしか沸かなかった。
ワトソンが推理を聞くことで読者にもホームズの考えが伝わるという解説を引き出す役割なのかな。
また緋色の研究は半分が犯人の動機の背景を描写していて、一気に話が変わって自分が読んでいる作品があっているのか不安になった。
ハンターハンターのキメラアント編でゴンとキルアがあまり登場しなくなって見る気失せた自分にとっては、急に知らない人の復讐までの物語が始まってちょっと気持ちが離れた。
なんとか最後まで読んだが。
超有名なシャーロック・ホームズの一番最初を読むことができてよかった。

女には向かない職業
表現が古いというか海外の言い回しもあったりして内容の理解が難しかった。
だが1Q84のbook3に比べれば話の進みは早いため、読みにくくても読み進めやすかった。
登場人物が多かったり、どっちが苗字で名前かを忘れたりしてこいつ誰だっけとなることが多かった。
コーデリアはバーニィの探偵事務所に雇われたと思ったらバーニィが自殺して、バーニィに教えられたことを生かして探偵業務を引き継ぐといった話。
探偵素人としてひたすら関係者に聞き込みをして、最後には殺されそうになりながらもなんとか生き延びて犯人を当てており、コーデリアのひたむきで健気な姿がこの作品の魅力だろうと思った。
会話の中で女には向かない職業だと言われたり、むしろ女にピッタリだと皮肉られたりしても切り抜けていた。
また最後はマークに同情したのかマークの殺された真実を隠すために犯人隠蔽までしちゃっていた。
このときのダルグリッシュとの会話はちょっと緊張した。
まさかここでバレて刑務所行っちゃうのかと思ったが、ダルグリッシュはすべてお見通しだったみたいだ。
というかコーデリアの周りの人死に過ぎじゃない?
下手したらコナンより死んでない?
コナンの場合は基本被害者だけだが、今回は先輩のバーニィ、被害者のマーク、ロナルドの助手ルン、ロナルド、ロナルドを殺したレミングなど加害者側も全滅している。
バーニィが生きていたらコーデリアと飲みながら楽しく議論してもう少し愉快に謎が溶けたのかもしれない。
あとロナルドが息子のマークを殺した理由がいまいちわかっていない。
エヴリン側の祖父からの遺産をもらって研究費にするためのはずだが、260pあたりの遺言状の内容では遺産は娘エヴリンと孫マークに対してであり、婿には書いていなかった。
だからマークを殺しても遺産もらえないのかなと思ったが、マークが死んだら他の受贈者に配分で、他の受贈者が死ぬまで家族信託に入れると書いてある。
他の受贈者にロナルドも入っているのか、家族信託に入れるとロナルドが使えるようになる?
あとこの遺産が詐欺によって作られたものというのはあくまでコーデリアの考え?
ロナルドはマークに女物の下着を着させる必要はあったの?そんな嫌いだったの?
まだあまりちゃんと理解できていないが珍しい女探偵者を読むことができてよかった。


シャーロック・ホームズの冒険
角川文庫を買った。
買ったからいつか読む

皮膚の下の頭蓋骨
いつか買うかも