いつも乗っている自転車の後ろのギアがシフトレバーを押しても変速しなくなりました。
そのためまずは自力で直そうとしました。

最初にギアの仕組みを調べました。
シフトレバーを押すとシフトケーブルが引っ張られたり、緩くなります。
するとシフトケーブルがつながっているリアディレイラーがプーリーを左右に動かします。
こうしてプーリーがチェーンを左右に脱線させることでギアが変わります。

変速できないということはこの流れのうち、どこかが機能していないということです。
とりあえずシフトレバーを押してみるとプーリーは動きませんでした。
シフトレバーに繋がっているシフトケーブルを持ってみると、押したときにちゃんとケーブルが引っ張られたりゆるんだりしていました。
そのためシフトレバーは正常のようでした。
(実際は原因がはっきりとはわからず、リアディレイラーとシフトレバーを少し分解しました。元に戻せるか不安になったり、ねじをなくしたと思ったらなくしてなかったりとめちゃくちゃ時間がかかりました。)
リアディレイラーを見てみると、ケーブルが切れかかっていました。
じゃあここを直せばいいと考えました。
そこでシフトケーブルをリアディレイラーから外し、切れかかっている部分を切りました。
ケーブルの外側のカバーをペンチで無理やりとり、ケーブルのカバーのない部分を長くしました。
これでもとに戻しました。
ケーブルは少し長めのため、多少は短くなっても大丈夫そうでした。

直ったと思い、シフトレバーを押してみるとやはりプーリーは動きませんでした。
よくみるとシフトレバーに繋がっている付近のケーブルが緩んでいました。
そのためディレイラー側からケーブルを引っ張ってゆるみを解消しようとしましたが、カバーと中身のケーブルがこびりついているのかゆるみは解消できませんでした。
ならシフトレバー側からケーブルを短くすればいいと考えましたが、その先端には円柱みたいなストッパーがついており、これを外すとケーブルをシフトレバーに止めることができなさそうでした。
頑張ってカバーから中のケーブルを抜き取り、油でも刺して元に戻せばいいかなと思いましたが、ペンチでずたずたに切ったためもとには戻せそうもないためあきらめました。

結局自力では直せず、自転車屋のサイクルベースあさひに行って修理してもらいました。
費用はこのサイトに書いてあり、
https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/maintenance/price/
ケーブル交換のインナー、アウターワイヤー一本のところに書いてあります。
内訳は
・シフトインナーケーブル 380円
・シフトアウターケーブル 400円
・シフトインナーアンドアウターケーブル取付・交換/1本 2500円
計 3280円
でした。
やはり工賃が高いですね。
作業工程を見てみると、新しいケーブルを同様の手順で取り付けていました。
すこしあれでしたが、手際よく付け替えていたため簡単に見えました。

なんだか自分でも部品や道具があればできるような気がしました。
実はパンクしている自転車がもう一台あるため、それを自力で直そうと思いました。
そこでダイソーで自転車のパンク修理キットを買いました。

サイクルベース朝日でパンク修理をすると工賃1050円します。
しかし自分でやれば110円と、なんと10分の1に節約できます!
YouTubeでやり方を調べて、修理キットの説明書を読めばやり方はわかりました。
付属のへらでタイヤを外して中のチューブを取り出し、水の入ったバケツにつけて穴を探す。
文字にすると簡単です。

で、実際にやってみるとめちゃくちゃ時間がかかりました。
初めてで慣れていないというのが一番の原因ですが疲れました。
タイヤを外すのも意外と最初は難しかったです。
最初チューブを水に浸けてもぶくぶくしなかったため穴を探し出せませんでした。
それは空気を入れていなかったからです。
しかし気づかずに元に戻そうとすると虫ゴムが切れていることに気が付きました。
そうえばダイソーに虫ゴムも売っていたのになぜ買わなかったんだ。
そう後悔していたら修理キットに入っていたため大喜びしました。
まあ実際は虫ゴムは2つに割れていましたが、長い方をうまく被せれば交換しなくても空気は漏れなかったんですが。
なんだ虫ゴムが原因だったのかと思い、空気を入れなおすとかすかにスィーと音がしました。
やっぱりパンクしてるのかよ。
マジかと思いながらまた外して穴を特定してやすりで削って糊をぬって乾くのを待ってパッチを貼ってまた元に戻しました。
この時またナットをなくしたと思っていたら、つけたままタイヤの中に入れていただけでした。

こうして無事自力で直せたのですが、めちゃくちゃ時間がかかりました。
それにタイヤを外すときに力を入れて手がぶつかって細かな怪我をしたりなど、大変でした。
なるほど。
お金がかかるのはこういうことなんだな、と実感しました。
プロにやってもらうのにお金がかかることを身をもって実感しました。

しかし、自分でやることに大きな意味があったとも思いました。
ケーブルを店に修理に出す前に自分でやったことで、いつもは店員が何をやっているかわからなかった作業が、今回はどこをどのように外しているのかがよくわかるようになりました。
また自転車の仕組みも自分で修理する前よりは大きく理解が深まった気がします。
やっぱり自分で何かを直すのは楽しいですね。
そのため今度ケーブルがおかしくなったら自分でやってみようと思います。
amazonでは
291円で売っていました。
これであっているのかはわからなく、また届くまでに時間がかかるという欠点はありますが。
それでも少しずつ自分でできることを増やしていけたらと思っています。

本当は修理のやり方や変速の仕組みを図にしてまとめようと思いましたがやっぱり面倒くさいので止めました。


リアディレイラーの仕組み
https://rumiokan.com/?p=672
自転車の各部の名称はここに載っていた
https://www.cb-asahi.co.jp/lp/contents/maintenance/name/mtb/