YAMAHA ARIUS YDP-S55の鍵盤のDown Weight調べてみた【P-225とKORG D1と比較】
2025年7月15日火曜日
最近初めてハンマーアクションのピアノを買いました。
ニコマクのバネのピアノから本格的なハンマーアクションのYAMAHA ARIUS YDP-S55へグレードアップしたわけです。
そうなるとこのハンマーアクションは他のハンマーアクションのピアノと比べてどんな違いがあるのか知りたくなりました。
島村楽器で触るとなんかちがうのはわかりますが、具体的に何が違うのかわかりません。
そこでFrieve-Aの動画を参考に定量的に調べました。
この動画にはハンマーアクションの違いについて細かく挙げられていますが、一番わかり易いのは鍵盤の重さだと思います。
鍵盤の重さの指標は以下の3つがあるようです。
Down Weight: 鍵盤に力を加えていったときに鍵盤が沈み込むときの重さ
Up Weight: 鍵盤を押し込んでいるときに鍵盤が上に戻るときの重さ
Balance Weight: down wightとup weightの間の重さ
本当は細かく上の動画のように沈み込みの深さと重さをプロットしたかったのですが、ちょうどよい重りはありませんでした。
そのため持っていた文房具をうまく積み重ねて重さを調整して上記の3つの指標だけ求めました。
YDP-S55(GH3鍵盤)の値は以下のようになりました。
Down Weight: 90 g (7mm)
Up Weight: 66 g
Balance Weight: 78 g
KORG D1とP-225の値は以下の動画にありました。
と思ったら、この動画では乾電池を一個ずつ置いていっているため、up weightは測定されておらず、重りを乗せる位置がどんどん奥にズレていっていました。
とりあえず比較してみます。
これがニコマクのバネ。緩やかな形。
これがKORG D1 (RH3鍵盤)。
Down 71 g (6.5mm)
Up 62 g
Balance 53 g
乾電池でのP-225とD1の比較。
26g刻みのためD1が52-78gの間にdown weightがあることがわかり、前の動画と一致。
P-225は26-52gの間でdown weightがだいぶ軽い。
52gで3mmくらい?
down weightだけまとめると
Down weight
GHC鍵盤: 約52g 3mm (YAMAHA P-225)
GH3鍵盤: 90g 7mm (YAMAHA YDP-S55)
RH3鍵盤: 71g 6.5mm (KORG D1)
結構鍵盤によって特徴が違うことがわかりますね。
GHCは軽めな感じで、GH3はRH3より少し重めっぽいですね。
定量的に比較できるのはいいですね。わかりやすいです。
あと気になってるのは鍵盤の根本のdown weightですね。
ニコマクのバネ式だとものすごく重いというか押し込めない感じで、すごく押しにくかったんですよね。
S55はそれに比べると押しやすいです。
KORG D1のC4の根本のdown weightとかも知りたかったなぁ。
じゃあYDP-S55の根本を量ってみよう。。
235g<でした。
ホッチキスの針の箱の上に文房具を積み重ねて行きましたが、ぜんぜん下がりませんでした。
300gとかで下がるんですかね?
計算すれば求められるのかもしれません。。
鍵盤の手前と奥ではおそらく約3倍以上も重さに違いがありそうですね。
YDP-165とYDP-S55は同じGH3鍵盤ですが、サイズが異なるため鍵盤の長さが異なり、重さも変わっているのかもしれません。
気になってきました。
誰か測定してないですかね。
と思って調べたらありました。
https://www.reddit.com/r/piano/comments/cmtml1/digital_piano_key_weights_in_grams/
この人が持っているYDP-162 GH3鍵盤では86gだったようです。
ちょっと軽いのでやっぱり鍵盤がスリムモデルだと鍵盤が少し短くなっているんですかね。
Rolandが55g付近、kawaiは60g付近のため、ヤマハの鍵盤はちょっと重いっぽいですね。
GHC鍵盤とGH3鍵盤で結構差があるっぽい結果なので、YDP-S35ではなくS55を買ってよかったです。
定量的に比較するきっかけをくれた小林さんありがとう!!
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